日本航空機衝突事故の会見
昨日、JAL機が羽田空港で海上保安庁の航空機と衝突した事故を受けて、国交省(国土交通省)が会見を開きました。
マスコミの質問も酷かったですが、国交省の方が会見中何度も笑っていたことに批判が殺到しているようです。
国交省の人が会見中に笑った理由
おそらく、国交省の人は失笑恐怖症の症状で笑ってしまったと思います。失笑恐怖症というのは、強い緊張や不安、苦痛、恐怖等を感じている時、そのストレスを回避したいがために(防衛本能が働く)、無意識に笑ってしまう症状のことです。
叱られている時、記者会見中、会議中等で無意識で笑ってしまって顰蹙を買う人が多いのですが、それは失笑恐怖症の為なので、私はあまり非難の気持ちは湧きません。(本当は笑いたくないのに、感情の暴走を止められない人は多い)
フィリピン人の多くは失笑恐怖症
実は、フィリピン人に失笑恐怖症の症状が出る人がとても多いのです。というのも、中流以上の家庭で育ったフィリピン人達は親や親族からとんでもなく甘やかされて育ちます。
親が何でもやってあげる為、多くのフィリピン人は緊張する場面を経験しません。入試も普通に金を出して合格するし、緊張する場面に出くわすといつも休みます。
だから、ストレスや緊張に弱いフィリピン人が多く、緊張する場面では防衛本能が働いて、失笑恐怖症になるフィリピン人が多いのです。
私は、フィリピン・セブ島で約10年働いたので、100人以上のフィリピン人を面接しました。面接では、親が変わることができないし、休むこともできないので、ストレスに負けて笑い出すフィリピン人をしょっちゅう目の当たりにしたものです。
周りの人の理解やサポートが大事
他に、緊張に弱い症状では社交不安障害というものがあります。(人前で注目が集まるような状況で、強い不安や恐怖、緊張を感じ、何か失敗して自分が恥をかくのではないかという心配や強い不安を感じる病気)
アメリカでは、多くの若者がこの症状に悩んでおり、カウンセリングや薬物療法で症状を和らげているようです。
こうした心の病気は(鬱病や躁鬱病も含め)、周りの人の理解、ケア、サポートが安易より大事なのです。
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