フィリピンでは、クリスマスは一年で一番のイベントで、9月頃からクリスマス気分に浮かれ、手につかないフィリピン人が非常に多くて、仕事で大変な思いをしたものでした。

私は、フィリピンやアメリカで約10年過ごしたのですが、日本と外国ではクリスマスが非常に違うと感じましたので、シェアできればと思います。

クリスマスの起源

クリスマスはイエス・キリストの誕生日と思うかもしれませんが、正確には「イエスの誕生を祝う日」とされています。

キリスト教や聖書には、イエスが生まれた日が12月25日だとの明確な記述はありません。そのため、生まれた日ではなく、生誕を祝う日なのです。

キリスト教のカトリック教会において、イエスの誕生をみんなで祝うようになったことが現在のクリスマスの始まりだと言われております。

クリスマスイブとクリスマス

「クリスマス」の日といえば12月25日ですが、厳密にいうと『 クリスマス = 12月24日の日没後から25日の日没前まで 』となります。(ユダヤ暦では、日没で新しい日が始まる)

その24日の夜のことを「クリスマスイブ」といいます。イブは別の日ではなく本来は「クリスマスの日」の中に含まれているのですね。

日本では「イブ」を「前日」と思われていますが、正しくは『 クリスマスイブ = クリスマスの夜 』という意味なのです。

アメリカやフィリピンのクリスマス

アメリカやフィリピンのクリスマスですが、クリスマス当日はほとんどのお店が閉まります。

人々は教会に出向いて祈りを捧げ、家族とゆっくりと過ごすのが一般的です。

フィリピンでは海外で働いている人たちもフィリピンに戻って来て、家族や親戚も集まって家でご馳走を食べたり、クリスマスカードやプレゼントを交換をするのです。

日本人はクリスマスイブを恋人と過ごす風潮が出来たのは、1983年12月にある女性雑誌が、「クリスマス特集、今夜こそ彼のハートを捕まえる。クリスマスの翌朝はルームサービスで」をトップ記事にしてからだと思います。

以来、多くの若者がクリスマスイブは恋人とホテルで過ごす日と勘違いするようになったのです。

ちなみに、バレンタイン・デーで女性が男性にチョコレートを贈るのは日本と韓国だけです。これも、百貨店やチョコレート会社の宣伝により、洗脳された結果なのです。




我が家は、日本に戻って以来質素にクリスマスを過ごすよう心がけてます。

それぐらい心がけないと、フィリピン人嫁がたくさんお金を使うからです(泣)

クリスマスの時は、日本にいて良かった(楽なので)と思う今日この頃です。


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