昨年、大手旅行会社のエイチ・アイ・エスの子会社が、観光需要の喚起策「Go Toトラベル」の給付金を不正に受給していた疑いがある問題で、会社が設置した調査委員会は、不正受給の事実を認め、返還すべき給付金の総額は最大で6億8300万円余りに上るといった事件がありました。

エイチ・アイ・エス社につきましては、以前から様々なトラブルを聞いておりました。

例えば、韓国旅行にお申込みされた方が台風の為関西空港が利用できなくなりキャンセルをしたのですが、HIS社担当者が「ホテルと交渉したけどホテル代は返金できません」と述べたので、お客様ご自身がホテルに直接確認したところ、韓国のホテル側は「台風で仕方ないから、お金とらないよ!キャンセル料もいらないよ!」と回答したようです。http://netgeek.biz/archives/127387 



また、ハワイでの結婚式プランでは直前になって結婚式はできないとHIS社がドタキャンをした事例が260件にものぼっているようです。このような一方的なドタキャンをされると、結婚される方やご両親方は参加者への申し開き等どうすればいいのでしょうか?https://news.nifty.com/article/item/neta/12113-094269/

さらに、預かっていた免許証を杜撰な扱いをしたうえ、「免許所はパスポートセンターで預かる」と嘘の案内をされた出来事もあるのです。H〇Sのパスポート申請

上記の対応や結婚式のドタキャンは、旅行会社で勤めていた私からすればありえないミスなのです。韓国旅行でのホテルとのコミュニケーションミスというのも考えられないし(基本書面でやりとりします)、できていない会場を結婚式という大事なことに設定することも考えられません。

なぜ、このようなでたらめなことがHIS社で立て続けに起こるのでしょうか?

私は大学卒業後に大手旅行会社(阪急交通社)に就職し10年以上勤務いたのですが、その経験から申しますと、HIS社の体質にあるのでしょう。具体的に申しますと、他の他大手旅行会社のJTB社、近畿日本ツーリスト社、阪急交通社等に比べますと

・人件費をあまりかけておらず、社員数に比べアルバイト等がひじょうに多い
・社員数が少ないからか、担当者から愛社心・責任感が感じられない
・離職率が高く、ベテラン社員が少ない
・薄利多売な商品が多い為、常に多忙で社員に余裕がない
・格安航空券等の商品が中心で、手配旅行等複雑な旅行には弱い
・キャンセル料でのトラブルが多い

上記のことからが感じられます。そのようなことが、様々なトラブルに繋がっていると感じます。



私は、これまで阪急交通社以外たくさんの旅行会社を利用したことがありますが、HIS社は絶対に利用しないと当時から決めておりました。理由は、上記に述べたことからトラブルに遭遇する確率が高いと感じていたからです。

ちなみに、私はこのように、人件費(社員教育費含)をあまりかけずに成長してきた会社の商品は、利用しない主義なのです。(HIS社、楽天、ソフトバンク等)

安く購入しても、あとで高額を請求されたりして後悔をしたり、質問等あって電話をしても繋がらないからです。

日本においても旅行会社のトラブルは多いと感じておりますので、旅行会社の選定にはご注意ください。あまり料金が変わらないのならしっかりとした旅行会社をご利用されることをお勧めします。

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