実はもう1つ心配なことがあり、それは病院であり、医者や看護師たちのことなのです。
以前、フィリピンでの医療は思った以上にレベルが高いと綴ったこともありますが、それは私は医療に従事した立場だった為(セブドクターズ・ホスピタルやチョンワ病院のジャパニーズヘルプデスクの立ち上げを行いました)、良いドクターと交流ができ、また一生懸命治療していただけたからです。
しかし、医療現場を離れて患者目線で各病院を訪れると目を覆いたくなるような出来事に出くわすのです。
以前、8ヶ月の娘が高熱を出した時病院に連れて行きました。受付をすませ、秘書が別室で娘の体重を量る時に、なんと前の棚の扉が娘の顔の上に落ちてきたのです。
嫁がそばにいたので、落ちてきた扉を防ぐことができたのですが、そのまま娘の顔に落ちてきたら娘は死んでいたかもしれません。
嫁は当然怒り、秘書につめよりますが(なぜ、施設をきちんとしないか)、秘書は言い訳しかしません。その後、ドクターが出てきたのですが、ドクターも秘書をかばうだけで、謝罪は一切ありません。
挙句の果てに、うるさいから出て行けいけと言われ、クリニックから追い出され、鍵までかけられました。その時、全ての患者も追い出されドクターも違う部屋に行ったのでした。(職務放棄)
フィリピンでは、医者が患者を診察してあげているという図式なので、医者が診察をしたくない患者を断ることもできるし、また医者が乗り気でなかったら診察もしないのです。
その後、違う病院に娘を連れて行きましたが、夜中に発熱が酷くなり新たに行った病院の緊急救命室に行ったのです。
住み込みドクターや看護師達がいれかわりたちかわり点滴を娘にするのですが、いっこうに入らず、娘は傷だけつけられていきました。(両手、両足、10箇所近く)
最初は痛いので泣き続けてましたが、泣き声も弱くなってきたので、最悪のことも考えました。私は、住み込みドクターや看護師のやり方が気になったので(確認せずに針をつきさす)、100%大丈夫か確認してから針をさしてくれと叱り続けましたが、彼らには一向に届きません。
これ以上、傷を増やされるのは嫌だったので、血液からではなく口から飲む方式に切り替えてもらい、やっと娘の症状は落ち着きました。結局入院したのですが、その点滴騒動で緊急救命室には4時間ほど拘束されたのです・・・
ちなみに、フィリピンの病院に入院すると眠れません。病気の回復には、睡眠・水分補給・良く食べることがひじょうに大事なのですが、その睡眠が妨げられます。
理由は、看護師達が1時間おきに入れ替わり立ち替わりやってくるからです。(意味がないこともしばしば)
このことは、よく患者さんからご指摘は受けたのですが改善できないようです。実際にフィリピンで入院されて、眠れなかったできごと・針あなをたくさん開けられたできごとを書かれたブログ記事があるので、ご参考にと思います。https://bigroof.net/2018/08/23/philippines-hospitalization/
フィリピンのブログの多くは、留学等でビジネスが絡んでいるものが多く、フィリピンの病院は大丈夫と書かれているものが多いと感じます。(私も以前は大丈夫と感じてましたが、2013年頃から???になりました)
日本の医療に関わってたおられた方も以下のように記載されてます。https://ceburesort.info/archives/323
中には素晴らしい医者・看護師達もおります。しかし、杜撰な処置をされることも多々あるのは事実です。このような目に遭ったことは、フィリピンの病院で起こりえることだと認識していただければと思います。
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