また、以前デイリー新潮の記事で、「新形コロナの影響で悪性新生物(がん)治療がスケジュール通りに行っていない」と患者が不安がっていたという記事を拝見したので、少し心配です。
厚生省のデータによりますと、日本人の死因原因は上位から悪性新生物(ガン)、「心疾患(心臓)」、「脳血管疾患」、「老衰」、「肺炎」の順となっており、新型コロナよりずっと深刻な病気なのです。
フィリピンでは少し順位が違っており、上位から心血管疾患、脳卒中、心気道感染症(肺炎、気管支炎等)、糖尿病、結核となっており、がんは10位以下なのです。
日本もフィリピンもがんの中では肺がんが原因の中ではトップとなっております。
がんをわかりやすく言えば、異常をきたした細胞の増殖がどんどん進んでいってしま う病気です。細胞の増殖を抑える機能をもつ遺伝子 「がん抑制遺伝子」がその機能を失うと、細胞増殖に対するブレー キが効かなくなり、がん遺伝子ができたり、がん抑制遺伝子が 機能を喪失するのは、もともと正常な働きをしていた遺伝子が変化 した結果です。
このような遺伝子の変化が何段階か重なった結果、 がんが始まると考えられています。遺伝子の変化を起こすもの、つまりがんのもとを作る ものは、日常生活の中にたくさんありますが、その第1が 食事で、第2がタバコであるといわれています。
がんの治療方法ですが、基本的に「手術療法」「化学(薬物)療法」「放射線療法」の3種類があり、これらを三大療法と呼んでおります。
日本では、これまで手術ががん治療の中心にありましたが、最近は化学療法や放射線療法が進歩し、がんの種類やステージ(病期)によっては手術と変わらない効果が認められているのです。
日本のドラマでは一般的に化学療法の場面が多く、抗がん剤がよくテレビでは出てきます。(抗がん剤の投与方法は、点滴や注射、内服です。)
血液を通して全身をめぐるため、ごく小さな転移にも効果がある一方、脱毛、吐き気、倦怠感、しびれ感など、副作用の症状や、肝臓や腎臓、造血器官などへの障害が避けられず、患者さんにとってとてもつらい治療になるのが欠点だと感じます。
もし、フィリピン在住時にがんになってしまえばどうしたら良いでしょうか? おそらく、セブ島の病院ではきちんと対処はできないかと思います。(セブ島だけでなく、他の地域も難しいと思います。)
実際、フィリピンでがん治療を行ったが、お粗末でいっこうに良くならないので日本に帰国された話を伺ってます。(日本に帰国して病院にいった時には、すでにステージ4に達していたそうです)
また、フィリピンでの誤診がもとで日本に帰国した時には手遅れで、ご他界された方もいらっしゃいます。
ただ、マニラ均衡バタンガスに高度医療機器を用いてがん治療を行うST.CARBINIという病院があり、そこでは放射線治療 IGRTを早くから取り入れていたので、フィリピンの中では信頼できる病院でしょう。
ちなみに、IGRTというのはMRTやSBRTなどの高精度放射線治療をより高い位置精度で行うための技術であり、がん腫瘍以外の正常組織に放射線があたることを最小限にし、治療を行うことを可能としているのです。
フィリピン人医師や看護師達からは、照射位置を正確に測定できるIGRIを使用するよう心がけ、少ない副作用・体の負担のない短い治療時間を目指していると聞いてます。
私はまだがんの兆候が出てきているわけではないのですが、セブ市滞在時に大気汚染におかされて生活していたので、肺がんのことを考えてしまうのです。(中国の江蘇省では8歳の少女が大気汚染が原因で肺がんになりました)
住んでいたコンドミニアムも職場もジプニーが頻繁に通る道路に面しており、おそらく毎日かなりの量の排気ガスを吸っていたと思います。
そういったことが積み重なり、もし中皮腫などになっても補償が受けられないうえ、フィリピンピンの病院で治療が可能なのかと考えたりもしたのです。
ただ、いくら高度医療機器を用いても間違いの多いフィリピン人に命を預けるのは危険なので、ここは生命保険やがん保険に入るか、抗がん作用のあるモリンガを食べるしかないと観念したのでした。
※日本ではモリンガを使った青汁が栄養満点と好評です。
モリンガが長生きに効果的な理由
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