セブ島のコンドミニアムに住んでいた時の話ですが、故障が多かったので、しょっちゅうロビーに行っておりました。

また、苦情を言っているのは私だけでなく、たくさんの外国人がフロントデスクに来て苦情を言っていることに気付いたのです。

そのコンドミニアムは、アヤラ近くのコンドミニアムで、家賃も1ベッドルーム(1DK)なら10万円前後とセブ島では高級コンドミニアムの部類に入ります。


しかし、やはりフィリピンなのでサービス面がお粗末で激安店並みなのですね。

よくよく苦情の内容を聞いて見ますと、「コンドのスタッフが害虫駆除でスプレーを巻いているが、臭いが強烈。さらに、隣人がその臭いが嫌なのでおのおのスプレーを撒いているので息苦しい」。(コンドの部屋はベランダがなく、小窓があるだけ)

フロントデスクのスタッフは、「アドミン・オフィスに言って、所定の用紙を書いて」と言うのですが、外国人は「先日も同じことを言われ、アドミンで用紙を書いて提出したが、何も変わっていない」とのこと。

他の外国人住民は、「ガーデンエリア(7階にある共用スペース)に犬の糞が多い。飼い主に処分させろ」「うちの子供が拾ってしまう」と苦情を言っても、スタッフ同士の雑段に盛り上がって、気付いていない。(気付いていても自分達の雑談優先で無視をします)

とこうなのです。先週、セブ島在住のモトボサツ氏(フィリピン在住暦10年以上)が、フィリピン人は「問題解決をしたがらない」「問題解決をするのが大嫌い」「問題解決の概念がない」と記載しておりましたように、こうしたことは日常茶飯事なのです。問題解決できない人々・フィリピンが貧しい理由

高級コンドミニアム、高級ホテル、高級ショップ、だいたいがそうなのです。昨日、ワトソンというそこそこ高級のお店で、ハンドソープ2つを購入した時もそうでした。

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そのハンドソープ2つは案外大きく重たいのですが、大きな薄い紙袋に入れるのです。

私が、「その紙袋ならおそらく破れるので、ビニール袋か丈夫な紙袋で包んでください」とお願いしたのですが、頑なに拒否され仕方なくそれで持って帰ろうとして、3歩ほど歩いた瞬間破れてしまったのです・・・

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再度レジに行って交換するように言ったのですが、同じ袋に入れようとするのです。

面倒になったので、「もういらないから、お金を返してください」と言うと、上司らしき人が出てきて、「何が気に入らないのか?」と尋ねる有様なのです。

フィリピンでは一事が万事このようで、“顧客や住民は黙って従え”、“解決するのは面倒、だから従え” という文化なのです。

たとえ、テイクアウトの食べ物の中に虫が入っていても(ゴキブリは何回か入ってました)、苦情を言うとクレーマー扱いされる国なのです。



日本人のかたがたは、「なぜ、フィリピン人は我慢しているの?」と思われるかと思いますが、フィリピン人は生まれてからこの環境で育っているので、これが当たり前になっているのです。

ただ、外国で働いたフィリピン人達は他の国のことを知り、「フィリピンのやり方はおかしい」「このお店は売る気がないのか?」となり、満足できなくなる傾向があります。

そして、当たり前のことを言ったり苦情を言うフィリピン人は、「外国かぶれだ」とか言われて嫌われるのです。

フィリピンでは日本の当たり前は当たり前でなく、大変なのです。普通の感覚の日本人ではストレスでマインドがやられるかおしれません。ただ、日本が息苦しく日本が住みにくい人には住み心地が良いかもしれません。

フィリピン人の信じられない対応・ゴキブリ入りピザ

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