フィリピンに住みだした10年前は、「フィリピン人は働かずに昼間からブラブラしている人が何と多いのだ」と思いました。

それもそのはずで、民間調査機関によりますと、18歳以上の成人を対象に『失業』について調査をしたところ、現在『失業中』と回答した人はいつも20%以上の数字を見せております。


ちなみに、政府が統計を取っている失業率は5%前後と発表されることが多いのですが、実態と大幅に違っており、統計そのものの意味をなしておりません。



年齢別の失業率では18歳~24歳の失業中が40%を超えることもあり、若年層の失業者が異様に多いのです。

対して、45歳以上が15%前後で若年層に比べると少ないのです。なお、男女の失業率は女性がだいたい男性の倍となっております。女性の就労意欲が高いにもかかわらず、女性の職に恵まれていない実態が明らかになっております。

それにしてもこれだけ若年層が失業だったら、転職エージェントや転職サイトがあればさぞかし儲かるのではと思うのですが、面接をすっぽかしたりするフィリピン人、またはせっかく再就職してもすぐに退職するフィリピン人が多いので、なかなか難しいのでしょうか?

一方日本の失業率を見てみると、厚生労働省の発表では、コロナ禍を除くと、2%前後なのが多いと感じます。いかに、フィリピン人が働かずに昼間から能天気に過ごしているかがおわかりでしょう。

皆さんは「こんなのでよく家族はやっていけるなあ」と不思議に思われるかと思いますが、多くのフィリピン人はアメリカ、カナダ、ドバイ等に出稼ぎに行き、そのお金をフィリピンに毎月送金し、大家族がそれにぶらさがっているという図式ができあがっているのです。



仕事ができる層はアメリカに行き、駄目な層はドバイ(肉体労働等)、日本(工場、ホステス等)、香港(メイド等)等、様々な国に散って猛烈に働き、家族の為に仕送りをするのです。

そんな彼らはクリスマス前に帰ってくるので、セブの人口も12月は激増します。しかし、そんな恩恵に与れないフィリピン人は強盗・スリにいそしみ、クリスマス・プレゼントを買い込むので、12月はいつも以上に警戒をしなければならないのです。

そんな恐怖の12月がやってくるので、フィリピン在住者の方々は気をつけて下さい。

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