前年から2年連続の受賞で、さらに「アジアのベストレストラン賞」と「シンガポールのベストレストラン賞」という2大タイトルも維持したのです。
日本は、前年と同じく50位以内に12軒をランクインさせ、国別最多数を記録しております。中でも東京の日本料理「傳(でん)」は、。前年同様の3位で、「日本のベストレストラン賞」も3年連続で維持しております。
次いで、昨年5位だったフランス料理「フロリレージュ」が7位、「NARISAWA」が9位、大阪の「La Cime(ラ・シーム)」は10位に飛躍したのと同時に、シェフの高田裕介氏がシェフ仲間の投票によって選ばれる「イネディット・ダム社 シェフズ・チョイス賞」も受賞致しました。
一方フィリピンのレストランはといいますと、44位の「トーヨーイータリー」の一軒しか、ランクしておりません。
フィリピンのレストランが上位に入られないのは、予想とおりなのです。というのも、前回の記事でフィリピンには芸術が育つ環境がないと紹介しましたが、食文化につきましても育つ土壌がないのです。
フィリピン人は、一般的に料理の味付けを濃くします。塩分・醤油・砂糖・油など大量に使います。素材の味がわからなくなるまで使うのです。
そうしたフィリピン人に好まれる料理は、これでもかというぐらい味付けした料理や激辛料理等なのです。
ちなみに、上品な味の日本食レストランに連れていっても、素材を生かす日本料理は全く彼等にはあわず、大量の調味料を使って無理やり自分達のわかる味にして食べるのです。良い素材が台無しになってしまうのです。
だから、良い料理人やレストランは育たないのです。
焼き鳥も塩焼きよりたれをどっさりとかけるのを好み、ラーメンも塩ラーメンより韓国の激辛ラーメンを好みます。
新鮮な刺身を出しても、醤油とソースと唐辛子でどろどろにして食べるのです。
そして、彼らが好きなのはジョリビーとバーベキュー(豚と鶏)なのです。日本食レストランに連れていくより、バーベキューに連れて行ったほうが喜びます。
間違って、上品な日本食レストランに連れていけば、まさに 猫に小判、馬の耳に念仏、豚に真珠、犬に論語 なのです。
私が、長期海外滞在している時に食事に困った時は中華街で食事をするのですが、セブ島には中華街らしきものはありません。
餃子、小龍包等があればご飯やビールがどんどん進むので、とても横浜や神戸の中華街が懐かしく感じたものでした。
中華街で唯一ミシュランに掲載された【中国家庭料理 山東】
コメント
コメント一覧 (2)
とにかく「相変わらず」と言う言葉がフィリピンを表現する言葉だと強く感じました。ジョリビーに行って、どんなときも歌って騒いで過ごして、給料を使い果たして借金して、問題を起こしたら日曜日に教会に行って懺悔してリセットというステレオタイプが当てはまる人間は非常に多そうです。
とにかくひっくるめると「生み出さない国」がフィリピンだと感じました。ただ子供と借金と問題だけは例外です。
「ものに頼って自分を一切改めない」のは、フィリピン人独特の考え方ですね。他力本願で、必要以上に怖がり、自分では何もできなく、しようとしないのもフィリピン人ですね。問題が起こっても何もしなくて放置するので、職場でも大変です。また、取引先が問題を起こしても、連絡を絶たれて終わりですw