以前韓国で生の魚介類を食べて感染症を引き起こし、合併症のため前腕を切断する手術を受けたという話がありました。

男性の左手の手のひらには縦3.5センチ、横4.5センチほどの血の塊ができ、手の甲から手首にかけては水膨れができていたのですが、緊急手術を行った医師団は、海水にすむ細菌のビブリオ・バルニフィカスを発見し、感染症の原因を特定したのです。

男性は抗生剤を投与されたが、皮膚の病変の悪化を食い止めることはできず、入院から25日後に、左上腕の切断手術を受けた模様です。


欧米でも、寿司など生の魚介類の人気上昇に伴い、寄生虫アニサキスを原因とする疾患も増えております。

以前もブログで、ここセブ島の日本食レストランでも生ものが原因で食中毒や下痢になったたくさんの患者さんを見たと記載しました。

中には、アメーバ赤痢に感染した方もいらっしゃいます。

私は、生物は一力茶屋以外では食べないようにしております。理由は、日本食レストランといってもフィリピン人が生物を取扱ってるからです(数軒は日本人が取り扱ってます)。

刺身を調理しているのもフィリピン人、食材を管理しているのもフィリピンです。

生ものを食べて下痢・食中毒になるとどうなるのか? セブ島で入院する日本人患者さんの中で一番多い症状は下痢なのです。



また、意外と日本食レストランで食事をした後に、下痢になられた方も多いのです。(私がセブドクターズ・ホスピタルにて働いていた当時)

下痢になって、トイレに行く回数が増え脱水症状を防ぐために入院するというのが理由です。

ちなみに、ドクターが言っていた下痢の対処方法で1番良くない対処法は正露丸などで下痢を止めることのようです。体が悪いものを出そうと頑張っているのに、それをせき止めてしまうと余計体が悲鳴をあげるようです。

そして、ここセブ島では食べ物以外にも水(氷も)や油(古い油をよく使っている)にも気をつけねばならないのです。

だから、外食する時には下痢になる恐怖とも戦わねばならないのです。

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