ここのところ、フィリピンは毎日感染者を2,000人前後出しており、コロナに対する数字の概念が麻痺してきました。

日本が50名、100名クラスター発生と聞いても、ぴんときません。また、世界では知らない間に1,600万人を超えているのですね。コロナ国別患者数データ



こうしたデータを見れば、コロナに対してうまくやっている国がわかりますね。

感染者数もそうですが、私は重症化する割合がひじょうに重要だと感じます。フィリピンでは、やはり病院のコントロールができなくなり、重傷患者が増加しております。

フィリピンは、知らない間にアジアで感染者NO2になっているし、案の定人口(100万人)に対する死者数もトップなのです。

人口に対する死者数では、フィリピン以外のアジア諸国はインドネシア17人、日本8人、韓国6人、マレーシア4人、タイ人0.8、台湾0.3人となっております。

タイ0.8人?と思われた方は、多いのではないでしょうか?

実はタイは、新型コロナウイルス感染症対策の成功している国なのです。対策としては、外からのウイルス侵入にはバリアをはり、外国人旅行者の入国は禁止、帰国者や外国人労働者は全員がPCR検査・隔離の対象です。

3月26日に出された非常事態宣言は、最短でも8月末まで解除されることはありません。累計の感染者数は3,279人、死者は58人。国内感染者は60日間、ゼロを達成したのです。

以前は、日本だけが感染者数が少ないのはBCGワクチン接種が原因だ、夏になると収束する等の説が出ていましたが、データを見れば間違いだと感じます。

BCGワクチンに関しては、有効期間が15年なので少し強引な説だとは思っておりました。



それにしても、上記のデーターを見れば欧米各国の人口(100万人)に対する死亡者数はかなり多いですね。

アメリカは453人、ブラジル409人、スペイン608人、イギリスが674人です。逆にアジアは低いですね。

日本は、アジアの中では感染者数・重症者数は多いほうですね。そして、タイのように徹底した隔離と検査をすれば封じ込めるのでしょう。

しかし、タイもフィリピンもロックダウンを始めた日はほぼ同じなのですが、フィリピンはタイと違ってこんなにも感染者を出して医療崩壊させているのでしょうか?

本来はフィリピン内はタイのような状態にならないと駄目なのですが、フィリピン人はロックダウン中もかたまって(三密)、おしゃべりと接触ばかりしたつけでしょうね。

フィリピンはロックダウンの失敗例で、タイはロックダウンの成功例ですね!

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