先日、ホワイト・ベアーファミリーという旅行会社が倒産したという情報を聞きました。ホワイト・ベアーファミリーは資本金は1億円近いし、従業員数も200名近くいるそこそこ大きな会社なので、驚きました。

しかし、フィリピンでは半月ほど前にフィリピン航空が倒産の危機に陥っているとというたニュースを聞いたのです。

コロナ禍で3月半ばから6月までフィリピンの各航空会社は国際、国内便とも全面運休しているので、フィリピン航空の赤字が増大しているのは明白です。



7月になって、運行状況が少しだけましになり、成田等へも少しずつ行き来し出しておりますが、回復しているとは思えませんので負債はさらに膨れ上がり、創立された1941年以来最大の赤字になっているでしょう。

ニュースの内容では、フィリピン航空が発表した2020年度第1四半期(
1月~3月)の損失額は約235億円に達し、過去最大の赤字を記録した2019年度1年分を上回ったとのことで、かなり深刻な模様です。

フィリピン航空によりますと、第1四半期中で収益の大部分を占める航空券販売は21.4%の減少の為、総売り上げは18.3%減の約700億円となり、経費は逆に5.2%増加したのでした。

フィリピン航空は3年連続して赤字を計上しているので、社内に動揺が走っており、経営陣はフィリピン航空を保有している中国系財界人のルシオ・タン(陳永栽・LTグループの創業者)に資本の追加を要請しているのです。

昨年の大赤字の時と、今年の第1四半期にも、ルシオ・タンによる資本の注入で乗り切り、倒産を免れたのです。

フィリピン航空は、このところ倒産危機を何度も迎えているのです。昨年度は、前出のようにルシオ・タンからの資本注入や全日空への9.5%の株式の譲渡等で危機を乗り切ったのでした。



元々経営難のフィリピン航空ですが、フィリピン政府が音頭をとって行っているロックダウンを長期間に渡って決行すれば、倒産の危機に陥るのはわかっていたことでしょう。

そして、もし倒産すればフィリピンにとって想像以上に大変なことになります。というのも、通常何百万人ものフィリピン人が海外で働いて、フィリピン経済を支えているのです。(海外からの送金額がフィリピン経済の1割になります)

倒産することはないかと思いますが、今後フィリピン経済に大きくのしかかってくることは免れないでしょう。

さらに、多くの会社の倒産とともにフィリピン経済は泥沼にはまる可能性が大きいでしょう。

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