「貧乏国ニッポンますます転落する国でどう生きるか」の著者・加谷珪一氏の駐在員が住みたい国ランキングの結果をもとに、日本を以下のように評しております。

まず、駐在員が住みたい国ランキングの日本の順位を申し上げますが、33カ国中32位なのです。

加谷氏によりますと、戦後最悪ともいわれる、新型コロナウイルス感染拡大による景気後退。不透明な社会情勢が続くなか、実はコロナ以前から日本は「貧しく、住みにくい国」になっていましたと、日本の国際競争力の低下からも、危機感を感じられているのです。https://blogos.com/article/467848/ 

以下、抜粋もあわせて記載致します。



また、日本が暮らしやすい国であるというイメージも過去のものとなりつつあり、日本人は日本のことを世界でもっとも安全で環境がよく、暮らしやすい国であるという認識を持っていますが、近年は必ずしもそうとは言い切れなくなっていると冒頭から否定的です。

そして、グローバルに事業を展開する金融大手HSBCホールディングスが発表した「各国の駐在員が住みたい国ランキング」では、日本は調査対象33カ国中32位と衝撃の結果となっております。

ちなみに、ランキングの1位はスイス、2位はシンガポール、3位はカナダ、4位はスペイン、5位はニュージーランド、6位はオーストラリアで、逆に日本より評価が低かった最下位の国はブラジルでした。

上位に並んでいる国を見ると、2つの特徴がみられるようです。スイス、シンガポールがその典型ですが、極めて賃金が高く、完璧なビジネス環境が整備されていることが順位に大きく貢献しています。

個別項目の評価結果を見ると、スイスは、圧倒的に賃金のポイントが高くなっています。一方で、幸福感や満足感といった項目のポイントは低めでした。シンガポールも似たような結果で、賃金では圧倒的な高得点ですが、ワークライフバランスのポイントは高くありません。

また、ランキングが高い国は、教育環境が充実しているという共通項があります。こうした状況を踏まえて、日本の個別評価を見てみますと、すべての項目において評価が低いのです。(賃金、ワークライフバランス、子どもの教育環境について最下位です。)そして、その後に以下のように続けております。

実は、日本よりランクが上位の国の中に、ベトナム(10位)、フィリピン(24位)、インドネシア(31位)といった国々が入っているのです。

これらは、日本が外国人労働者の受け入れにあたって、人材供給源として想定しているところです。安倍政権は2018年、深刻な人手不足に対応するため、外国人労働者の本格的な受け入れを行うと表明し、日本は事実上の移民政策に舵を切りました。

日本企業が求めているのは安価に雇える外国人労働者であり、具体的にはベトナム、フィリピン、インドネシアといった国からの来日が想定されています。日本は、人材供給源として想定している国よりも魅力のない場所となっており、このままでは、外国人労働者すら来てくれなくなるかもしれません。下手をすると、日本は外国人労働者を受け入れるのではなく、外国に出稼ぎに行くことすら求められる可能性も出てきているのです。

といった辛辣な意見ですが、私はフィリピンより賃金と子どもの教育環境が下の順位だと思えません。子供の環境ですが、フィリピンの学校は教員と教室不足に悩んでいるし、物資も不足しております。加えて、誘拐が日常化しているので子供の送迎が必須となっているエリアも多いのです。

また、「このままでは、外国人労働者すら来てくれなくなるかもしれません」とありますが、今後もフィリピン人は喜んで日本に行きます。断言できます!



現在セブ市では、3ヶ月にも渡る世界一長いロックダウン中です。私は、この3ヶ月は食材を買いにいったことと、勤務先に行っただけです。(散髪屋が1週間だけ開いたので、散発に一度行きました)

2009年以来フィリピンに携わってますが、フィリピンには下記リスクが常に伴います。
・政府に服従しなければならない(自由がない)
・警察に服従しなければならない(無実でも不当逮捕されることもある)
・医療施設に行っても医者の都合で断られることがある

普通に考えれば、こんな国に安心して駐在員を派遣できないでしょう。だから、フィリピンが24位で日本が32位という順位に疑問を感じている今日この頃です。

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