英国の大学評価機関QS(Quacquarelli Symonds)は、毎年9月頃にアジア大学ランキングを発表しております。

最新の2020(QS Asia University Rankings 2020)では、1位はシンガポール国立大学、2位は南洋理工大学(シンガポール)、3位は香港大学、4位清華大学(中国)、5位は北京大学(中国)となっており、東京大学は13位でした。アジア大学ランキング




QSアジア大学ランキングの評価は、下記項目のスコアを個別に算出し、それらを合計した総合得点でランク付けが行われています。

学会からの評判、企業からの評判、教員あたりの学生数、国際的な研究ネットワーク、論文の引用数・引用割合、教員あたりの論文数、博士号を持つ教員数、外国人(教員・学生)の割合、交換留学生の割合 。

それにしても、中国・香港は上位10校の中に7校もランクインしているのです。日本の大学はトップ10には入っていないのですが、国際面と論文の評価が低いのでしょう。

そして、実際QSは「日本の大学は留学生を惹きつける魅力に欠けている」と指摘しているようです。

ところで、フィリピンの大学は入っているのでしょうか? いつも下のほうなので、ずっと下まで行かないと見つけられないでしょう。

いちおうフィリピントップのフィリピン大学が72位で、アテネオ大学は124位、デラサール大学が156位とちゃんと入ってます。

フィリピン大学も留学生と論文の分野に弱いのですが、一番評価が高かったのは国際研究の分野でした。

フィリピン大学は他の大学やフィリピン人とは違い、企業からも大人気で、給与面でも破格の待遇なのです。フィリピン大学卒で、管理職にいけば大企業で約20万円の給料なので、一般フィリピン人とは雲泥の差なのです。

そして、セブ島ではサンカルロス大学が一番評価が高いですね。私は、約10年前ですがこの大学で半年間英語の授業を受けてました。

ただ、サンカルロスの教員から聞いた話では、セブ一の大学を卒業しても就職は厳しいとのことでした。

セブ島では、セブ一の大学卒業より、コネの方が強いのですね。



フィリピンでは、大学を卒業しても就職が難しい原因は、国内産業が少なく弱い点でしょう。そして、少ない門に対し、コネ入社が幅をきかせているので、余計に難しくなります。

だから、英語の力をつけてアメリカやカナダ等に行くフィリピン人がひじょうに多いのです。(海外からの送金額はフィリピン経済の約1割です)

セブ市の現状では、看護師になって海外へ働く準備をし、海外の受け入れ先が決まれば海外に巣立っていく者が多いと感じております。

だから、国内産業は依然ふるわずなかなか発展しないのでしょう・・・

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