
インドには、ご存知カースト制度というのがあり、これがバラモン(司祭)・クシャトリア(王族や貴族)・ヴァイシャ(平民)・シュードラ(奴隷)と分かれているのです。
そして、なんと1番低い身分のシュードラに属さない人々がなんと約1億人もいるというのだから驚きです。
日本人からすれば馬鹿げているカースト制度は、1950年に制定された憲法では全面禁止が明記されておりますが、未だに生活では根強く残っているようです
私がインドの病院で働いていた5年前に見たのは、新聞で恋人や花嫁候補を募集することがあったのですが、ほぼ全員が相手に「同じカースト」という要望が記載されていたのでした。
実際働いたのはたかだか半年弱でしたが、ひどい体験をしました。到着した4月は1年で一番熱い時期で気温は50℃に達し(死者数千人、線路は溶けます)、6月は雨季なので毎日が洪水でした。
電車に乗れば、必ず満員(埼京線がかわいいぐらいのレベル)で、スリが多いので常に緊張しなければいけません。
衛生も悪く、ずっと下痢に悩まされ、食事は朝・昼・晩とカレーでした(笑) そして、乞食の多さと野良犬の多さ(狂犬病患者数NO1です)、さらに牛や豚や山羊が普通に町にいるので、相当辟易させられました。
両替ではだまされそうになったし、しかし査証(ビザ)にはとても厳しかったのです。フィリピンの場合は、査証はゆるくオーバーしてもお金で解決できることが多いのです。
さらに、インド人は韓国LG工場のガス漏れの時に数百人が猛講義したり、国境で中国人と喧嘩したりと騒がせてますが、怒りっぽいのです。
フィリピンでも嫌なことや理不尽なことがありますが、インドは全てにわたってフィリピンより圧倒的に凄いのです。
経済格差、大気汚染、治安、インフラ、医療崩壊、何もかもがフィリピンをさらに強烈にくせをつけ、もっともっとパワーアップした国といった感じでした。
そんなインドに比べると、セブ島生活は天国に思えてくる今日この頃なのです。
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