日本に比べて感染者数がはるかに少ない台湾ですが、それでも自粛ムードが広がる中、外食産業はコロ騒動で深刻なダメージを受けようとしてたのです。
しかし、17年前のSARS(重症急性呼吸器症候群)における経験をもとにテイクアウト・デリバリーにフォーカスし多くのレストランは奮闘したのです。
そして、先日台湾行政院(内閣)は2臨時閣議を開いて、約3兆7000億円の経済対策を講じることを決めたのです。
企業向け融資や債務保証として約25,000億円を充当するるほか、経営への打撃が特に大きいサービス業や製造業、運輸業、自営業の計192万人の雇用維持や生活支援として約3,600億円規模を投入する。
また、レストランなどで使える割引クーポン券を1人当たり3,600円ずつ3カ月間支給するとのことです。
話は台湾のマスク対策に移しますが、台湾はマスク対応も凄いのです。どう凄いのかと申しますと、ICチップがついた国民健康保険証で「予約」することで99%手に入るとともに、買い占めが不可能という「Eマスク」システムを実施したいるのです。(このEマスクシステムにより、各販売店のマスク在庫数をリアルタイムで把握できるアプリをも開発しました)
ちなみに、このシステムを構築したのはデジタル担当政務委員(大臣)の唐鳳(オードリー・タン)氏なのです。唐鳳氏は、以前は幼い頃からコンピューターに精通していて、19歳の時にシリコンバレーでソフトウェア会社を起業した天才プログラマーなのです。
だから、台湾はマスクにも余裕があり、日本のみならずアメリカとドイツにもマスクを寄付しているのです。
そんな、素晴らしい台湾をないがしろにしたのがフィリピンです。
フィリピンはいち早く中国からのフライトをシャットアウトしたのは有名です。が、その後あろうことか台湾からの入国も禁止したのですね(当時も台湾の感染者数は少なかったです)、中国・香港・マカオとともに。
しかし、台湾当局が猛講義をして入国禁止の発表から4日後には解除されました。
台湾という国は、WHOテドロス事務局長に中傷された際にも、謝罪を要求するなど曲がったことが嫌いな政府ですね。
日本政府は見習うべきでしょう。
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