多くの方は、重症化するのはきちんとした病院で治療ができない人と思っていたようですが、志村けんさんのように有名人でお金持ちの方でも回復出来なかったのです。
また、イギリスでは21歳の基礎疾患のない方もご他界されているように、ご年配者だけが重症化すると思われている方の考えも過ちだと気づいてきているでしょう。
私は自身のブログに1月10日に初めて新型コロナウィルスのことを掲載致しました。当初は、謎の肺炎という名で書いたのですが、感染者数は59名でした。http://www.livedoor.me/archives/5145488.html
そして、1月下旬に感染者数が2千にほどの時に実際は10万人以上感染者がいると警鐘したのですが、実は知人からは「大げさだ」とか「オーバーだ。すぐになくなる」と言われたものでした。http://www.livedoor.me/archives/5150222.html
私が、なぜ感染者数が世界で100人未満の時から恐れていたのか3つの理由があります。
1. 新型コロナウィルスの感染力
2. 中国人は以前と違って旅行できる人が莫大な数になったこと
3. 肺炎の症状の怖さ
私は、フィリピンの病院で働いていたのでウィルスの感染力、また今回の新型コロナウィルスの感染力は予想できました。また、肺炎の怖さもよく目の当たりにしました。
肺炎の怖さは、肺の部分(肺胞)に感染・炎症を起こすので、高熱だけではなく呼吸困難、息切れ等を起こすのです。
新型コロナウィルスに感染したイギリス人は、「肺にガラスを入れるように感じる」と語っていました。https://www.businessinsider.jp/post-209879
さらに、ウィルス性肺炎は抗生物質が効かず対処療法か免疫力で治すしかないのです。
そして、一度肺炎を発祥すると回復まで多大な時間を要するので、日本の全世代の死亡統計でも死因の第4位になっております。(一位が悪性新生物・がん、2位が心疾患、3位が脳血管疾患)
先日、イタリア人と話していた時に、本当の怖さは人々が他人事に思って警戒をせずどんどん感染していくことだと思いました。
昨日掲載したように、イタリアに広がったのもここ1ヶ月です。最初、学校が1週間休校になるという処置をした時は、「感染者がイタリアでも出たとは聞いていたが、それは遠いアジアの国の大火が
ちょっと飛び火してくすぶっているだけ」と他人事でした。
1週間の休校が2週間になり、外出は自粛、夜6時以降営業のバールやお酒を飲む店は営業停止となったが、それでもレストランは営業可だったので、「何を大げさな。経済が落ち込んだら大変だ」と家族でレストラン通いを続けていたようです。
確かに3月2日時点でのイタリアの感染者数は約1800人(死亡者数は52人)と今の日本とさほど変わらない状態でした。それが、現在は中国を抜いて凄い数になってしまったのです。
フィリピンにいると、日本の対応に不信感を抱き、手遅れにならないとも限らないので本当に心配です。
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コメント
コメント一覧 (2)
日本は感染爆発直前という瀬戸際なのにいまだに厚生省天下り企業による検査キット製造独占、ワクチン製造独占を首相は黙認してます。
日本の優秀なベンチャー企業が優秀な検査キットを開発しましたが、日本では採用されないようです。このキットロシアでは威力を発揮しているそうです
テレビでこの企業の責任者が、政府からコロナ肺炎の情報を得られず大変だったと発言してます。
日本は世界が期待する?結果になる可能性が大です。
日本で検査が増えないのはこともそのようなことも関係しているのですね。日本の政府や役人を見ていると、国民の命よりも自分たちの利害の方が大事なように感じます。海外では日本のやり方には懐疑的です、