先日、ある中国人達やアメリカ人達と話をした時ですが、日本の携帯が中国で負けた理由を以下のように言っておりました。

2000年初頭の中国では、様々な国の携帯電話がショアを伸ばそうと必死でした。携帯ショップがどんどんできていき、当時日本の携帯電話会社もSONY、京セラ、東芝などを筆頭に10社以上中国市場に参入したのでした。



しかし売り場で見る、日本の携帯はどれもガラステーブルの端に追いやられ、ホコリをかぶっていたようです。当時、日本と中国では圧倒的な技術差があったにもかかわらず。

ちなみに、携帯電話でインターネットに接続できる世界初の携帯電話IP接続サービスの開発はとNTTドコモのi-modeだし、カメラ付き携帯電話や携帯で撮影した写真を友人に送信できるサービスも、日本企業が初めて実現させたのです。

しかし、そんな技術力がある日本の携帯電話の評判は、「英語だけで中国語が打てない」「使いにくい」「電池の持ちが悪い……」とさんざんたるものでした・・・

他国の携帯電話も最初はけっこう顧客の要求から外れていたものがほとんどでした。しかし、彼らはそのうち市場を読みとり、どんどん軌道修正をしていったのです。

しかし日本だけが、「わが日本のすばらしさを知れ」とばかりに、一般の中国人が好まぬ折り畳み式携帯電話をドヤ顔で押し付けてみたり、余計な機能が多かったりと、一向に顧客のニーズと外れた商品を販売していたのでした。



実は、これは中国だけでなく様々な国でもそのようなのです。ここフィリピンもそうだし、ベトナムやタイ、インド等でも日本製の携帯電話、テレビや洗濯機等の電化製品も韓国製や中国製等に負けているのです。

最近のセブ島では、中国製の携帯電話がアヤラモール等でも席巻してきて、韓国製品をも駆逐しております。

日本は人口減とともに、どんどん市場が狭くなってきているなか、将来は大丈夫かなと心配している今日この頃です。

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