初めてセブ島に来た10年前は、50ペソ(約110円)や100ペソ(約220円)でたくさんの物が購入できていました。

しかし、ここ2年、3年で感じているのは500ペソ(約1,100円)や1,000ペソ(約2,200円)があっという間に無くなっていくことなのです。

ちなみに、10年前の電気代・水道代・インターネットへの合計支払額は約8,000円でしたが、現在は約20,000円支払っているのです。



フィリピンでの物価上昇を感じるのは、そこそこ質の良い品物を購入する時です。

日本ではダイソーで購入できるものでも、フィリピンでは高かったりするのです。台所用品、イヤホン、これらは1,000円ほどするのです。

ちなみに、ここセブ島でもダイソーはあるのですが、品揃えが悪い上に料金が88ペソ(約180円)と日本の100均の倍の価格なのです。品質は日本の100均よりはるかに悪いですが・・・

そして、セブ島のセブンイレブンのジュース類も、100円以上の商品がどんどん増えているので、これなら日本と変わらないと意気消沈してしまいます。

日本での生活は、100均等を中心に買い物をしていても ある程度の質や生活を保てます。スーパー等でも安い価格で、良い品質の品物を購入できます。

一方、フィリピンでの生活で日本の質を保つ為には、日本での価格以上が必要になるのです。例えば、セブにある日本の食材売り場で買い物をすれば、あっという間に2,000円、3,000円がなくなります。

外食も大変になりました。ローカル・フィリピン人と同じような場所で1食100ペソ以下で済ませようとするものなら、下痢・食中毒になり病院代でかえって出費が出て行きます。

アメーバ赤痢にでも感染して総合病院や大学病院にでも入院すると、1日あたり20,000円ほど入院費として支出がかさみます。

だから、日本人の方達は日本食レストランに行き、一人4,000円ほどかかったり、またはラーメンで700円から800円ほど使ったりせざるをえないのです。

ちなみに、自動車、パソコン、アップル製品、カメラ等の贅沢品は日本と同価格かそれ以上と感じます。

こうして考えると、フィリピンの現在の物価は日本に比べて一概に安いとは言えないのです。



それでも、日本に比べて未だにはるかに安いと感じるのは、住居費(日本に比べて防音や配管等は稚拙ですが)、人件費(当然、安いなりの働き)、自炊をした場合の食費(特にフィリピンでとれる野菜や果物は安いです)、交通費(マニラのMRTやタクシー、フェリー等)等ですね。

フィリピンで生活する場合は、これら安い価格のものをうまく利用し、恩恵にあやからないと年々生活するのが難しくなってきております。

セブ島の物価上昇にともない、昨年頃からは貯金を切り崩してやっていますので、このまま行くと借金生活になってしまうと鬱になっている今日この頃です・・・

10年でこれだけ上昇したフィリピン・セブ島の生活費と物価

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