海外では、自転車を効果的に使っている国、自転車がほとんど走れない国等様々な国があります。
ドイツには、川沿いの道路を中心に自転車専用レーンがあり、たくさんのドイツ人が自転車で気持ちよさそうに走っておりました。
また、オランダでは3歳の誕生日に両親から自転車をプレゼントされる風習があり、その時に乗り方も教えてもらうようです。10歳になると、ほとんどの子どもたちが「国民交通試験」を受けて実技と交通ルールを学び、通学はもちろん、買い物や家族旅行にも出かけていき、大人になってからも自転車は通勤等で手放せない存在になるのです。
しかし、ヨーロッパ諸国とは違って多くのアジア諸国(中国以外)ではあまり自転車を見かけません。
例えば、タイがそうですね。タイでは、バイクタクシーやトゥクトゥクのように他の安い乗り物があるから、自ら自転車を使わなくてもいいのでしょう。
加えて、年中暑く雨が多い、そして道路が舗装されていない等の悪環境もそうさせているのでしょう。
続いて、韓国も自転車を見ることはあまりありません。気候は日本とさほど違いはないのですが、自転車保有率は15%にも満たないのです。(日本の自転車保有率は70%弱)
韓国で自転車が普及されない理由は2つあり、1つは地下鉄やバスやタクシー等の乗り物の料金が安いことです。
もう1つの理由は自転車を乗る人はお金のない人としているところです。だから、韓国で自転車を乗っていると、自動車を乗っている人から幅寄せなどの嫌がらせを受けるのです。(ヨーロッパでは自転車のステータスは高いのですが)
そして、フィリピンですがここセブ島では自転車を乗っている人はひじょうに少ないです。理由は、タイとほぼ同じでしょう。
暑くて雨が多く、排気ガスが多い中で自転車を運転するのは過酷です。移動手段として自転車を使うのなら、20円もしないジプニーを乗ったほうがいいのです。
しかし、そんなフィリピンでも富裕層を中心に自転車が普及しつつあります。ただ、ほとんどが高級自転車で、安い自転車やママチャリは見かけません。
富裕層を中心にランニングや自転車などの健康ブームが少しずつセブ島にも入ってきてます。
私も一度セブ島で自転車を購入しようと考えましたが、あまりにも値段が高いことと、道路ががたがたということと、自動車の交通事故にまきこまれるのはごめんだと思い断念しました。
フィリピンは自転車がきちんと活用できるような国になるには、あと何年必要なのでしょうか?
コメント
コメント一覧 (2)
利用が増加しているのでしょう
もし私が現地で生活しているとしても けして
自転車には乗りません 命が幾つあっても足りません
日系企業はビジネスチャンスと捉えて 日本製
自転車をフィリピンに売り込んでみてはいかがでしょうか
コロナで交通機関が機能していなので、’自転車の利用は増加してます。私も一瞬自転車の購入を考えましたが、やめました。理由は、同じ理由です。
中古品の会社の手伝いをしていた時、不要自転車を買ってくれる業者がいくつかありました。それらは、東南アジアに行くと言ってました。日本の自転車は、評判が良いのでまだチャンスはあるでしょうね。