たくさんの中国人から日本人へと新型コロナウィルスが感染しております。

そして、現在感染していても検査がされない為、感染者数にカウントされていない人が多くいると感じます。

スッキリというテレビ番組の取材でも、子どもが肺炎になり新型コロナウイルスの検査をさせてもらない母親が登場しておりました。

母親はテレビで4日間37.5℃以上の発熱があれば帰国者・接触者相談センターに電話というのを見て相談センターに連絡したが検査してもらえないと言われたので、総合病院を受診しマイコプラズマ肺炎と診断され抗生物質を処方しました。

しかし、熱が下がらないため再び相談センターに連絡したが、検査対象に当てはまらないからという理由で検査を拒否されたのです。



なぜ、検査がされないのか問うことに対しての回答が感染対策のプロである聖路加国際病院、QIセンター感染管理室マネジャーの坂本さんからあったので、以下掲載致します。

まず、PCR検査のことを次のように説明されておりました。「
患者さんから採取した検体(鼻やのどを綿棒で拭った液)のなかに新型コロナウイルスの遺伝子があることを、遺伝子を増幅させることで確認する検査です。」

そして、PCR検査のできる病院については、「
大学病院など設備が整っているところは病院で検査が可能ですが、全ての病院で検査ができるようになっているわけではありません。民間の検査会社も厚労省からの依頼で検査を受けつけているので、病院から直接依頼はできません。」と説明されております。

検査精度につきましては、「
検査の有用性を評価する指標に、「感度」「特異度」「的中率」があります。感度とは、その検査が、陽性の人を正しく陽性と判定できる確率です。新型コロナウイルスによる感染症 (COVID-19)を引き起こすウイルスである「SARS-CoV-2」のPCR検査の感度は、30~50%や70%だという報告がありますが、いずれにしても100%ではありません。」また、「まとめると、せっかく検査をしても、あまり精度は高くないから、その結果を100%信じるわけにはいかない検査ということになりますね」とも言われております。

そして、なぜ希望者全員に検査をしないという問いには、「
適正な医療とは何なのかということを考えて、今の段階で無症状の人を捕まえて、感度がそれほど高くない検査を行えば、あてにならない結果がどんどん出てきます。感染した人を全員知りたいのですか?と考えた時に、そのデータを知って有益なのかという問いに答える必要もあります。無限に資源があるならやってもいいと思います。もはやそれは研究となりますが。SNSでは「サンプリングをしても現状を把握した方がいい」という意見が流れてくるのですが、今は医療機関にも検査機関にもそんな余裕はありません。限られた資源をどうしたら有効活用できるか考えた時に、8割は軽症で済む病気だということをまず押さえないといけません。この病気で今一番力を入れるべきは、高齢者や持病を持っている人が重症化して亡くなってしまう可能性を限りなくゼロに近づけることです。限られた医療資源をそこに振り向けなくてはなりません。安易に検査を広げることは、そこに注げる資源を減らし、かえって国民にとってマイナスになるかもしれません。」



感染管理室マネージャーの回答を簡単にまとめますと、医療機関・検査機関に余裕がないから、高齢者や持病を持っている人を優先しているということでしょうか。

回答されている内容はわかりますが、それを日本国政府がサポートできないのか?と強く思います。日本の政治家や役所には仕事をしていない人や無駄な税金がたくさんあります。それを、政府主導で注力できないのが残念ですね。

また、多くの記事を読みましたがPCR検査を行っている保健所は基本土日休みで電話もつながらない模様です。こんな状況では、土日祝には感染者数は増えませんね。

おそらく、フィリピンならドゥテルテ大統領の一声でやるでしょう。政治家や役所だけでなく、遊んでいる人間だらけですから、無駄な税金をその人の給与にすれば、すぐに膨大な人数のサポート体制ができるでしょう。

ただ、人間が集まってもサポートになるのかは話は別です。人が多ければ多いほど、役に立たないのがフィリピン人ですから・・・

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