この新型コロナウィルス・新型肺炎の感染経路ですが、武漢の「華南海鮮卸売市場」で売られていた食用の動物（猫・ねずみ等）やヘビ等の爬虫類からだとする説やＳＡＲＳや中東呼吸器症候群（ＭＥＲＳ）の時と同様にコウモリだという意見が専門化の間でかわされてます。

そして、この新型コロナウィルスの感染力は予想以上に強いようで、様々な国に影響を及ぼしております。

例えば、フランスではアジア系が罵声を浴びせられ電車から降ろされたりして、差別の対象となっているようです。アジア系は全員が中国人とみなされ、新型コロナウィルスを持ち込んだと思われているのです。

一方香港では、少なくとも４カ所の病院でに百人以上の看護師が病欠したと地元のメディアが報じております。

理由は、中国人感染者らの香港流入を遮断するため、中国本土との境界を封鎖するなどの厳しい対策を講じない香港政府への抗議としてのボイコットのようです。それによって、少なくとも６つの手術が延期されたみたいです。

医療関係者の一部の団体は、政府が「封鎖」措置などを取らなければ医療の最前線で働く職員の安全を確保できないとして、２月３日から段階的なストライキを実施する計画のようです。

また武漢からの中国人旅行客を全員中国に送還したフィリピンでも徐々に新型ウィルスの感染者が出ているようです。

私が住んでいるセブ島では既に2週間ほど前に、語学留学に来ていた中国人の５歳の子供がチョンワ病院で新型コロナウィルスに感染したとの疑いで入院しております。（現在は公立病院に移送されてます）

在フィリピン国日本大使館からも、以下の注意が発令されてります。１月30日フィリピン保健省は，フィリピンにおいて，初めて新型コロナウイルス症例を確認したと発表しました。邦人の皆様におかれましては，フィリピン保健省等から出される最新の情報の入手に努め，冷静に対応してください。

そして、少し前にセブドクターズ・ホスピタルにも新型ウィルスの感染者が出たとの噂を聞きました。それでも、フィリピン人達は能天気に過ごしてます。

ちなみに医師や薬剤師達から聞いた話では、新型コロナウィルスに抗ウイルス薬・ワクチンは開発されていないため、発熱、呼吸器の炎症によるせきや呼吸困難を抑える対症療法しかないとのことでした。（米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン（J＆J）が２日前に、新型コロナウイルスに対するワクチンの開発に着手したと発表しました）

だから、まずは予防を徹底的にすることをすすめられました。具体的には、マスクの着用（飛沫感染を防ぐ）と手洗いの徹底とアルコール消毒（接触感染を防ぐ）ことなのです。

セブ島は大気汚染（ジプニーや自動車が排気ガスをまき散らかすので）が進んでおり、たくさんの人が咳に悩まされてます。

気管支炎、肺炎、喘息の方もひじょうに多いので新型コロナウィルスかどうかの判別は困難だと思います。

だから、実際は新型コロナウィルスに感染していても他の病名で診察されたフィリピン人も多いのではないかと感じます。

フィリピンで怖いのは、フィリピン人はマスクをしないのでスーパーやモール等で平気で咳やくしゃみをしてウィルスを巻き散らかすことです。

そんなセブ島で、なるべく外出をしないよう警戒している今日この頃です。