新型コロナウィルスは見つかって間もないので、感染力や毒性などはまだよくわかっていないようです。

同じくコロナウィルスによって起きる重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)と比べると、感染力、毒性は弱いというのが大方の専門家の見方です。

そうはいっても、少し前のニュースでは感染者数は2000人を超えております。



現在、中国が旧正月を迎えておりますので毎年延べ人数数十億の人口が移動します。当然、大多数の中国人が日本へおしかけます。

日本の厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の現状からは、中国国内では人から人への感染は認められるものの、我が国では人から人への持続的感染は認められていませんとして、中国からの旅行客の制限は特にしておりません。

ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院・健康安全センターディレクターのトム・イングレスビー氏は15人もの医療従事者が感染したことについて、「爆発的流行(アウトブレイク)において、医療従事者が感染するのはまれです。医療従事者が感染したとしたら、それは常に警告信号となります。医療従事者が感染しないよう防護している状況の中で感染したということは、ウイルスは容易に感染する可能性があることを意味しているからです」と懸念の色を見せております。

ちなみに、フィリピンの今回の対応は見事です。武漢からの中国人旅行客を全員中国に送還するという荒業に出ました。

中国に弱く国民に肺炎に感染する危機を防げない阿部首相と、中国にも動じず国民を守る為に中国人全員を送還するドゥテルテ大統領では、やはり役者が違うと感じざるをえません。



中国では州または政府の情報源が最も信頼性が低いと聞いたことがあります。(日本でさえ、政府の情報は信用できない場合があります)

そして、武漢の現場の声は凄いことになっているようです。病院が患者さんで満ち溢れています。


医者も患者数が多すぎて受け入れができないと、電話で訴えております。



また、武漢市漢口にいる看護師の女性はSNSに投稿した動画で、「9万人の感染者がいる」と発言しているし、また別の女性医療関係者はSNS微信で泣きながら「(現状は)テレビの報道よりずっと恐ろしい」「医師らの推定で10万人が感染している」「多くの患者はすでに手遅れ状態です」「(医療)物資が足りない。入院させることができない」「患者に懇願されても、何もしてあげられない。患者が徐々に弱まっていくのを目の当たりにしている」と絶望感が漂っております。

こうしたウィルスが、中国本土だけでなく海外に巻き散らかったらどうなるでしょうか? 手遅れになる前に、フィリピンのように防がないと凄いことになると、恐れている今日この頃です。

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