千葉県浦安市のホテル「舞浜ユーラシア」内にあるレストランで、一部メニューにアレルギー物質の表記漏れがあり、20代の女性客に健康被害が出たようです。

保健所が調査に乗り出し、店は食材の管理方法を見直すとしておりますが、そのレストランが謝罪をしないので対応に不満をもっているとのことです。



顛末ですが、レストランで食事をされた女性は甲殻類アレルギーを持っているため、メニューのアレルギー表記を注意深く確認し、「エビ」のマークがない中華丼を頼んだのでした。

しかし、食べ進めるうちにエビが3匹入っていることに気づき、店の支配人を呼んで、「(アレルギーによる)アナフィラキシーショックが起こる可能性がある」「誤表記の危険性を認識しているか」などと伝えるも、特に謝罪はなく、「貴重な意見をありがとうございます」「何かあったら連絡してください」と非を認めない回答にとどめたというのです。

実際、その女性はすぐに常備薬を服用したにもかかわらず、トイレで嘔吐したのでした。さらに、翌朝にも症状が悪化した模様でした。

アレルギーを軽視されている人が多いのですが、呼吸困難に陥ったり死亡した例もあるのです。2012年12月には東京都調布市立の小学校で、給食後に食物アレルギーのある5年生の女児が死亡しております。(女児は乳製品にアレルギーがありましたが、女児がおかわりを求めた際に担任教諭は食べられない食材が記入された一覧表を確認しないまま、チーズ入りのチヂミを渡したのです)

また、私自身もセブ島の病院で甲殻類アレルギーの方が呼吸困難にあわれた姿を目の当たりにしているのです。

フィリピンのレストランは、日本のようにアレルギー表記はございません。そして、店員に尋ねても間違い解答が多くどれが正しいのかわからなくなることもしばしばです。

たとえば、家族にシーフードアレルギーをもつ者と豚が食べられない者(宗教上)がいる為、レストランで食材を尋ねることが多いのですが、50%間違ったことを言われてます。

日本人ならわからない場合は通常他の人に確認したりしますが、フィリピン人の性質は「知らない」と言う事が恥ずかしいので適当に自分の予測で答えるのです。だから、時には料理人を呼んで聞くこともあります。(アレルギーは怖いので)



それでも、間違うフィリピン人が多くアレルギーの症状が出ても(蕁麻疹、呼吸困難等)フィリピンでは笑ってすまされるのです。

日本のように保健所が調査に行くこともありません。(調査に乗り出せば、たくさんのレストランが営業停止になるでしょう)

食中毒になった日本人が後日レストランに注意した時、「証拠があるのか?名誉毀損で訴えるぞ」と言われる始末なのです。

フィリピンでは店側が神様で、「食べさせてあげている」という姿勢なのです。お客様は決して神様ではないのです。

だから、当たり前のように確認をしたり、当たり前のように苦情を言うと、クレーマー扱いにされて嫌われるのです。

フィリピンでは、当たり前のことをするのがひじょうに難しいのです・・・

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