フィリピンの建物は崩れやすく、耐久性があまりないと感じます。コンドミニアムでも、5年も経てば中古並みに劣化し、日本のマンションの10年以上疲弊がひどいように感じます。

なぜ、崩れやすく耐久力がないのか? 簡単にいえば、手抜き工事のせいでしょう。



手抜き工事は、フィリピンだけではなく中国や韓国でも多いのです。

中国では、2013年2月に河南省の高速道路の高架の片側車線が長さ約80メートルにわたって崩落し車両約25台が次々と約30メートル下へ落下した事故がありました。

また、2012年5月に遼陽道の陸橋で大きなヒビが入り、そのヒビからとんでもない手抜き工事が発覚したり、2012年12月にも四川省攀枝花市の裸果金沙大橋で、吊り下げを支えるケーブルが突然緩み、橋の一部の路面が一瞬へこみ、変形したというニュースがありました。 

韓国でも1995年6月にソウルにある三豊百貨店が突然崩壊するといった事件や2011年ソウルで4階建て商業ビルが倒壊、2012年牙山の送電塔がドミノ崩壊、2013年ソウルで雑居ビルが倒壊等枚挙に暇がないのです。

以上、中国・韓国の手抜き工事の例なのですが、フィリピン人の手抜き工事ぶりはおそらくそれ以上でしょう。私は何度かフィリピン人の職人達が実際に現場で働いているのを見たことがあります。(前職の時もオフィス探しの際に色んな新築のビルやオフィスをチェックしました)

フィリピン人達は勝手に休んだり、休憩に入るとなかなか戻ってこなかったり、そのまま帰ったりと、計画通りにはいかないことは序の口で、資材を盗んで自分の家で使ったり横流ししたりすることも普通にあるようです。

また、仕上げについては、日本人建築関係者なら絶対納得できないレベルになる事が多々発生します。
壁が膨らんでいたり、ひびが入っていたり、波打っていたり。適当といいますか、自分のものではないので時間・労力をかけたくないといいますか・・・

そもそもフィリピンには職人という概念がなく、そのへんでふらふらしている人が適当に一軒家やコンドミニアムを建てているのでたまったものではないのです。



レオパレスがたくさんの物件で建築基準法を違反していることが明らかになったとニュースになりました。

壁内の断熱材で、遮音性能を満たしていないものを使ったとありますが、セブ島のコンドミニアムで遮音性能のある部品を見たことはないです。

だから、上の階からの音がとてもうるさいのです。(フィリピンの建築基準法には防音の項目がなかったと思います)

また、設計図書や施工マニュアルなどの図面にミスがあったことも発覚してますが、フィリピン人達は図面を見ずに行動していると感じます。

日本でたたかれているレオパレスの物件は、フィリピンの中では間違いなく優秀な物件になるでしょう。フィリピンのコンドミニアムやマンション等を投資や資産運用の対象に考えられている方は、よくお考えになられたほうが良いかと思います。

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