日本の場合は、出産後に母と子が里帰りをするために、父は子に1ヶ月ほど会えないし、子育てにはノータッチでいられます。
しかし、フィリピンの場合は他の欧米諸国同様里帰りはありません。だから、ほとんどのフィリピン人男性は約1ヶ月間仕事を休み、妻と一緒に子育てを致します。それゆえに、フィリピン人やアメリカ人の男性は、平均的に子への愛情が強いのでしょう。
私の場合も1ヶ月とはいきませんが、母子ともに弱っていたため(妻は出産前に2回入院しております)、妻と一緒に子育てをしました。
しかし、これが想像以上に大変だと気づかされたのです。母乳を2時間~3時間おきにあげなければならないので、夜間は眠れませんし、泣いている時など理由がわからないこともあります。
母乳のことですが、母乳も簡単ではなく子供がなかなか母乳をすえないこともあります。私の娘は、右側の胸を吸う時のポジションが安定していないようで、なかなかうまく吸えないこともあり、そんな時はミルクを作ってあげたりもしたのです。(今はどんなポジションでも吸います。時には逆立ちのようなポジションで吸っている時もあります)
そして、何が一番大変かと言えば新生児はとてもか弱いので、片時も目を離せないことです。以前youtubeでゴルゴ吉田が、命の字を説明した場面があったのですが、それを思い出しました。
ゴルゴ吉田は少年院内で感じを使って人生のことを話していたのですが、最後に命を説明する際に 「命というのは、みんなを命がけで生んでくれたお母さんがいるんだ」「人間は全て女性から生まれる」「全ての始まりは女性なんです」「女性を粗末にしちゃあ、絶対に駄目なんだ」「女性には守ってやり、やさしくしてやり、尊敬しなきゃあ駄目なんだ」「君達を生んでくれたお母さんは命を懸けて生んでいるんだ」「命がけなのが出産ということなんだ」「これを人間はずっと繰り返してきた。ここからは、みんなが命を繋げて行く」と言っておりました。
出産前から妻と一緒に頑張り(買い物をしたり、食事を作ったり、栄養の管理をしたり)、出産に立会い、出産後の大事な時期の子育てを一緒にやり、改めてゴルゴ吉田の言った言葉を感じております。
全ての人間は、女性の命懸けの出産・献身的な子育てがあったから、生まれて成長できたのです。セブで本当に貴重な経験ができたと感じている今日この頃です。
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コメント
コメント一覧 (2)
出産・育児に 全く関わらない日本人の 旦那は 必然的に子供に対する「愛情」が薄れます
近年の家庭内における 両親 或いは 母親・或いは父親による 子供への虐待は これが
原因の一つかもしれません 日本の企業は無意味な長時間労働を是正するべきです
夫婦間で お互いを「お父さん」「お母さん」と呼び合うのも『不気味』ですね
私は日本人の嫁さんと外国人の嫁さんとの結婚生活をお互い約10年経験しておりますが、日本人の嫁さんのほうが何もかも楽です。(助けられます)ただ、それに甘えてしまえば家族の絆や親子の絆が薄くなるような気はします。そして、日本とフィリピンは子供ができればアメリカ等とは違って、よくも悪くも子供中心になってしまうのです。