最近フィリピンにいて感じることは、中国人が激増したことです。

ホテルのロビー等、中国人客でごったがえしている風景もけっこう拝見致します。

フィリピンのニュースサイト(Rappler)は「なぜフィリピンに中国人が流入?」と題する記事を掲載しましたので、その概要を掲載しようと思います。 



多くのフィリピン人が近年、観光客、労働者、投資家など、さまざまな立場の中国人の数が増えていることに気付いている。

ドゥテルテ大統領の歴史的な中国への方向転換がそれに重要な役割を果たしている。大統領は、中国人に好意をアピールし、ここ(フィリピン)を訪れ、働き、そして商売するよう奨励している。 

2018年には中国から100万人以上がフィリピンを訪れた。10年前の16万人を大きく上回る人数だ。外国人観光客に占める中国人の割合も10年前の5%から18年は15%に上昇した。中国人観光客ブームの三つの要因は、より高い収入、より少ない旅行制限、そして(中比間の)旅行外交だ。 

中国の急成長するアウトバウンド観光が、海外で仕事を探す多くの中国人に扉を開いた。マニラ首都圏では、中国人労働者の急増を実感できる。外国人雇用許可証(AEP)を保有する中国人の数は2005年から18年までの間に24倍に増えた。

専門家によると、背景には中国人が国内外で発展させてきた移民ネットワークがある。海外で仕事を探す中国人は同国人の助けを得られる。 

中国の直接投資も近年、急増している。フィリピンの中国問題専門家、Alvin Camba氏の調査によると、新しい投資の多くが、卸売、小売、不動産、観光、ホテル、娯楽、オンラインギャンブルなどのサービス業に集中している。 

中国からの投資が増加した理由の一つは、フィリピンの有望な経済見通しだ。フィリピンの直近四半期のGDP成長率は5.6%に達した。

予想は下回ったものの、中国の投資家には十分だ。だが最も重要な理由は、ドゥテルテ大統領の中国への方向転換だ。大統領の方針は中国の投資家に友好的なビジネス環境をつくり出している。フィリピンと中国の関係発展を支持しているグロリア・アロヨ下院議長も、より多くの中国の投資家がフィリピンで事業を行うことを奨励している。 

フィリピン経済における中国の影響力拡大を語る時、われわれは中国の投資家や観光客、そして特に長期間ここで暮らしていきたいと考える労働者に人種差別の感情を抱いてはならない。



といった内容です。

中国人たちが急増したのは日本だけではなく、フィリピンもなのです。

そして、日本同様コンドミニアム等の購入をする中国人が多く、わりと歓迎されているのです。

そうはいっても、多くのフィリピン人は中国人を信用しておらず(中国製も)韓国人よりはましといったところでしょうか。

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