おこそばとお好み焼きの日系飲食店チェーン「ぼてぢゅう」はタギッグ市のボニファシオハイストリートの一角にその拠点となる店舗をオープンする予定です。
この新店舗はフィリピン国内の最大12店舗の拠点となり、2019年後半までにはさらに多くの出店が見込まれているとのこと。
ぼてぢゅうは昭和21年から60年以上も変わらぬ美味しさを提供し続ける、元祖お好み焼き店です。フィリピン第一号店がMOA(モールオブアジア)内にオープンして以来、けっこう賑わっているようですね。
値段は700円~800円のものが多く、フィリピン人にとっては高いと感じますが、意外とフィリピン人客が多いようです。
逆にフィリピンで一度失敗して撤退したのは吉野家です。吉野家は一度失敗したのですが、メニューを増やして成功していったようです。
牛丼のほか、天ぷら、ラーメン、カリフォルニアロール、などメニューは豊富です。セブ島にも吉野家はあるのですが、ほとんどのフィリピン人は牛丼意外を注文しております。(マニラのフィリピン人はどうでしょうか?)
吉野家の失敗・成功を見て思うのは、ぼてぢゅうのフィリピンでの成功の秘訣は、日本のような細かな味の追求ではないはずです。細かなこだわりをしても、フィリピン人にはわかりません。
また、細かな隠し味をしてもソース等をたっぷりかけるフィリピン流にはかき消されてしまいます。
おそらく、ぼてぢゅうの多様なメニュー(ラーメン屋や寿司等)が効果的なのでしょうね。
ちなみに、いくつかの外食チェーン店は、海外で日本ならではの味の追及の結果大ヒットしております。
例えば、アメリカで大ヒットした一風堂(運営は力の源カンパニー)は、08年にニューヨークに進出したところ、豚骨スープがニューヨーカーに大受けで大ヒットしているし、カレーハウスCoCo壱番屋(運営は壱番屋)も日本と同じ味で中国事業を大きく伸ばしております。
こうしてみると、やはりフィリピンは他国と勝手が違います。ここでは、日本と違った戦略が必要だと再認識する今日この頃です。
コメント
コメント一覧 (2)
しかし コッテリした味付けで 油こっくて 塩辛い味付けは 如何なものでしょうか❔
丸亀製麵の味付けがフィリピン人にも受けるのは 不思議ですね 揚げ物がフィリピン人に
受けているのかもしれませんね シンプルな饂飩(出汁を味わう)のメニューは殆どないと思います
マニラでお寿司・刺身を堪能するなら『一期一会』がベストだと思います お値段もリーズナブルですね
私が今注目しているのは牛丼の松屋が今月から始めた『ステーキ屋松』この味でこの価格
信じられません フィリピンに出店したら成功すると思うのですが 調理スタッフと接客
スタッフの 絶妙な関係が 見事ですので フィリピンでは無理かもしれませんね
上品な日本食より、こってりした日本食のほうがフィリピン人には人気があります。中でもこってりとしたラーメンやお好み焼きが人気があるように思えます。
松屋なかなかメニュー開発にがんばられてますね。