国立感染症研究所の発表によりますと、関東を中心に風疹の流行が続いております。10月1日から10月7日の患者数は135人で、5週連続で100人を超えているのです。

また今年に入ってからの累計患者数は1103人で、1千人を超えております。

風疹はウイルス性の感染症で、くしゃみやせきなどのしぶきで簡単にうつります。潜伏期間は2~3週間で発疹がでる1週間前から人に感染するのです。

なので、症状が軽い場合は患者自身も風疹と気付かないまま、感染を広げてしまうことが少なくありません。

風疹の怖いところは簡単に感染することと、妊婦が感染すると胎児の耳やや心臓などに障害が出るおそれがあることです。

先日AbemaTV『AbemaPrime』では、その先天性風疹症候群に直面した当事者の大畑茂子さんが公開していることを切実に語っておりました。

大畑さんは1997年に妊娠14週で風疹に感染したのでした。病院での受診後一旦は帰宅するも、42度の高熱が3日間続き、緊急入院したのです。

退院の前日に、主治医から「大畑さん、このまま人工妊娠中絶手術をして帰るよね」と言われたのでが、大畑さんはその意図がわからず、「どうしてですか?」と尋ねると、先生は「風疹にかかったんだよ?」と、大畑さんが産む気でいることに驚いた様子だったようです。

結局、回答期限当日の朝まで家族で話し合い、「どんな子でもいいから私は会いたかった。私は産みたい、産ませてほしいってお願いをして、産ませてもらった」という結果だったのです。

しかし、今でも「私が風疹にかかったせいで…」と先天性風疹症候群の娘を持つ大畑さんは後悔をされているのです。

そんな怖さもほとんどの方が知らないので、約6年前多くの日本人がセブ島に風疹をもちこみ一部語学学校(セブ島内)で風疹が大流行したのでした。

当時風疹が大流行した語学学校はほとんどが韓国系の学校で、医師や看護師のアドバイスを聞かなかったことや入院・または個部屋等で隔離しなかったのが原因でした。

ちなみに、その風疹が大流行した約6年前は、日本では実に障害をもつ赤ちゃんが45人もみられ、そのうち11人が亡くなっているのです。

妊婦が多いフィリピンには、風疹をもちこまないでほしいと願う今日この頃です。

ランキングに参加しています。
↓↓↓       ↓↓↓
にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ 人気ブログランキングへ